「白馬の騎士」とM&A用語 | 本棚

「白馬の騎士」とM&A用語

この前ニュースで面白い話をしていたのが気になっていたのですが
ちょっと面白いHPを見つけたので
色々読んで見ました

M&A用語には
「白馬の騎士」だけでなく
「サタデーナイトスペシャル」とか
「マカロニディフェンス」など
面白い用語が使われるらしいのですが
英語の勉強にもなるし
経済用語を知らなくては経済記事をすらすらと読むこともままならないので
ここは一つ勉強してみようと思い読んでみました

読んだ記事はこちら
ですが
下に訳しておきます

強引に行われるM&Aについての用語集
(M&Aのターゲットになった会社にとって喜ばしくない時の用語集です
ようするに
今回のライブドアがニッポン放送に対して行っているような買収行為の場合です)

【Hostile Takeover】(敵対的買収)
ライブドアとニッポン放送の今の状況をよく表している表現です
ニッポン放送の意向を無視して一方的に買収を行うことで
ニッポン放送側がその行為に対して強く反発してしまうこと
さらに
このことが会社全体、社員全体にまで悪い影響として広がり
社員のやる気の低下など
買取ろうとしているライブドア側には不利な状況になることが多い

【Dawn Raid】 (早朝奇襲作戦)
株市場が朝開くと同時に狙った会社の株式を買い占めること
狙われた会社が気づいた頃にはすでに遅く
買収が成立するに十分な株式が相手の企業のものになってしまっている

イギリスでよく使われた戦法だったらしいが
現在イギリスではこの戦法を使うことに対して規制されているらしい

【Saturday Night Special】 (週末戦法)
Dawn Raidが早朝の奇襲であるならば、この戦法はその反対
週末を狙って株式を買い占める方法

こちらはアメリカで規制されている


で以上のような強引なM&A取引にたいして
その標的となった会社が使う守りの対抗戦術
【shark repellent】(サメ除け)(虫除けみたいな感じでサメ除け)
として以下のようなものがあげられる

【Golden Parachute】(黄金のパラシュート)
M&Aの対象となってしまった会社が
その会社の重役クラスの人にたいして
解雇された場合に会社が払うべき退職金やストックオプション、ボーナスなどなど
を思いっきり高料金に設定して
買収した会社が重役クラスを解雇する時に
大きな出費となるようにしむける戦法

【Greenmail】(グリーンメイル)(ブラックメイルから派生したらしい)
M&Aを目的として株式を購入した会社が
その対象とする会社にたいして
購入した株式の高額買取をせまること

【Macaroni Defense】(マカロニディフェンス)
M&Aの標的となった会社が
大量の社債を発行し
さらに買収された暁には
その社債を高額で買い戻すとする契約を付けること
買取ったほうの会社に負担を負わせることで
買取の意欲をそがせる戦法

【People Pill】(人薬)
買取の対象となった会社の重要社員を解雇し
その会社の機能を麻痺させる作戦
(ただし、そのやめさせた人たちが
有能である場合にのみこの作戦は効果を発揮する)

たとえば、今回の日本放送のタモリや中島みゆきが
番組を降りる
と発言したこともニッポン放送にとっては
人の薬としてよく働いていると思うのだけど
どうなんだろ

【Poison Pill】(毒薬)
毒を持って毒を制す
みたいな感じなのだろうと思う
M&Aの対象となった会社の株主(買収している会社は除く)は
会社が乗っ取られる危機に直面した場合に
その会社の株式を安値で買取ることができる
それによって買収企業の株式所有率を下げるという狙いがあるらしい

【Sandbag】(サンドバック)
買収を試みる企業ではなく
自分たちの会社をもっとよく扱ってくれると思われる会社にたいして
買収を依頼すること
こういう買収を依頼された会社を「白馬の騎士」と呼ぶ

【White Knight】(白馬の騎士)
買収されそうな会社を
買収を試みている会社(Black Knight(黒の騎士)から守る会社

他に「灰色の騎士」や「黄色の騎士」もいるらしい
その辺については
また明日読むことにする